世界から注目を集める日本の伝統工芸が時代とともに変化するし、後継者や材料の不足などが影響し、伝統工芸品の生産数は減少し続けています。
そんな中、近年市場で“伝統工芸×コンテンツのコラボレーション”が増えでます。それをきっかけに、伝統工芸の高い技術や品質に、国内外から注目が集まっています。
filler合同会社は、創業130年の国内の主要な劇場で舞台大道具を手掛けてきた『金井大道具』とコラボレーションし、プロジェクト『CHIKIRI PROJECT』を伝統芸能を伝えるために立ち上げました。
今回は”色彩”から感じる日本らしさを伝えるために、3種のプロダクトを開発しました。舞台で用いられる背景画をモチーフに絵師が製作したアートピース『Theater back』、日本の伝統芸能の舞台で受け継がれた調色や配色を自宅で楽しめる塗料セット『Japanese Color Palette』、組み立てペイントすることで完成する小さな椅子『Kids Chair “PALETTE”』です。
100年以上にわたって受け継がれてきた日本の「色」を、生活の中でおもちゃやインテリアとして、自由に塗って、並べて、遊ぶことで、日常生活をより豊かになるかもしれませんね。
(na!nantoスタッフ)
記事:PR TIMES
filler合同会社(本社:東京都渋谷区、代表:右近和磨)は、つなぎ、伝えるためのプロジェクト「CHIKIRI PROJECT」を立ち上げ、金井大道具株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:金井勇一郎)とコラボレーションした商品を2022年5月20日(金)より、発売いたします。
「CHIKIRI PROJECT」は、つなぎ、伝えるためのプロジェクトです。ものづくりの現場で私たちが覚えた感動を、アイデアと誠実さと少しのユーモアをもってお伝えしていきます。
今回、明治19年に劇場付きの大道具会社として創業し、歌舞伎を中心に国内の主要な劇場で舞台大道具を手掛けてきた金井大道具とコラボレーションいたしました。職人の技術、美術製作への想い、それらを繋いできた歴史の深さや魅力を伝えていくために、今回はそのうちの一つである伝統芸能の「色」を伝えることに注力しました。その「色」の調色の技術や美しさだけでなく、その色彩から感じる日本らしさを伝えるために、3種のプロダクトを開発しました。舞台で用いられる背景画をモチーフに絵師が製作したアートピース「Theater back」、日本の伝統芸能の舞台で受け継がれた調色や配色を自宅で楽しめる塗料セット「Japanese Color Palette」、組み立てペイントすることで完成する小さな椅子「Kids Chair “PALETTE”」です。
また、自分の手でつくったもの、思い入れのあるものは、値段や機能にかかわらず手放すことなく手元に残るはずだと考え、自分の気持ちをのせる余白を残すよう、好きに使い、好きに飾ることができるものに仕上げました。これらが、生活を彩り、長く楽しめるプロダクトに育っていくことを願っています。
商品概要
Japanese Color Palette + Wooden Tiny House 価格¥10,000(税込¥11,000)
独自調色したインテリア用水性塗料5色と、それを塗って楽しめる木製オブジェのセット。
【Japanese Color Palette】 100年以上前から、職人から職人へと受け継がれ伝えられてきた調色や配色の技術。日本の伝統芸能の舞台で描かれてきた、独自のカラーパレットを現代の塗料で再現しました。今回プロダクト化するために、オーストラリアの塗料メーカーである「Haymes PAINT」協力のもと、新たに調色した塗料を作成しています。生活や文化の中に深く息づいてきた伝承の色をお楽しみください。
【Wooden Tiny House】 日本の伝統芸能の舞台などで使われた木材をアップサイクルし、 いろいろな家の形を表現しました。インテリアオブジェ、こどものおもちゃとして、自由に塗ったり、飾ったり、遊んだり、思い出とともに楽しめるプロダクトです。あなただけの色や組み合わせを見つけてください。
Kids Chair “PALETTE” 価格¥15,000(税込¥16,500)
組み立て、ペイントすることで完成する、小さな椅子です。 【Japanese Color Pallete】のキャンバスとしてもお使いいただけます。 椅子としての機能はミニマムに、フレキシブルでとり回しのしやすいサイズで設計しました。つくる過程を経ることで、より愛着のあるプロダクトが出来上がります。 お子さまの椅子として、小さなシェルフとして、お部屋の中で自由に楽しんでください。インテリアデザイン、プロダクトデザインを手がける西脇 佑氏によるデザイン。
Teater back
劇場の背景をモチーフにした作品です。実際に国立劇場の舞台で使用された背景画をモチーフに、本物の絵師が等身大で製作したアートピースです。1枚1枚見ても全体図が想像できない、だからこそ、大道具における背景画の大きさを感じて欲しいという思いを込めて作りました。それぞれの題材の特徴的な色や形を切り取った先に感じる思いを大切にしてください。
Teater back MATSUBAME – 松羽目 –
価格 S サイズ 各 ¥60,000(税込¥66,000)/R サイズ 各 ¥80,000(税込¥88,000)
松羽目とは、能舞台に描かれる老松のこと。能、狂言の演目を、歌舞伎に移した作品を上演する際に用いられます。また、松羽目を使って上演される演目は「松羽目物」として親しまれています。伸びやかな直線と「塗りぼかし」によるグラデーションで描かれた葉の表現は、シンプルでありながらも奥行きを感じさせる表現です。
Teater back NAKANOCHO – 仲ノ町 –
価格 S サイズ 各 ¥60,000(税込¥66,000)/R サイズ 各 ¥80,000(税込¥88,000)
吉原遊廓の花魁道中、仲ノ町。この場所は古くから文化の発信地として栄え、浮世絵や歌舞伎の数々の伝統芸能の舞台として描かれてきました。中央に据えられた自然の桜と、人の手によって作られた装飾物の対比が艶やかな夜の景色を彩ります。
Teater back KUZUNOHA – 葛の葉 –
価格 S サイズ 各 ¥60,000(税込¥66,000)/R サイズ 各 ¥80,000(税込¥88,000)
陰陽師安倍晴明の出生を描いた歌舞伎の題目『蘆屋道満大内鑑』。その四段目である「葛の葉子別れの段」が通称「葛の葉」として広く親しまれています。遠景の山々と近景を彩る花のコントラストがダイナミックに描かれた舞台背景です。
Teater back FUJIMUSUME – 藤娘 –
価格 S サイズ 各 ¥60,000(税込¥66,000)/R サイズ 各 ¥80,000(税込¥88,000)
藤娘は、大津絵の『かつぎ娘』に題をとった歌舞伎舞踊の演目。藤の花の精が娘の姿で現れ、女心を踊ります。また、藤の花は古くは万葉集に詠まれ、家紋や装束の紋様などに用いられてきた伝統的なモチーフです。
【お客様お問い合わせ先】
「CHIKIRI PROJECT」公式オンラインストア : https://chikiri-project.com
Instagram : https://www.instagram.com/chikiri_project/